■牛とろ丼のふるさと
[07北海道レポ22]
9月17日、支笏湖でのオフ会会場を後にし、牛とろばさん親子の案内でbenちゃんファミリー共々、十勝清水へ向かいます。
目的地は牛とろばさんとこの牛肉の秘密が隠されている「ボーンフリーファーム」と、牛とろばさんの会社「十勝スロウフード」です。
支笏湖から国道274経由で、途中「道の駅・マオイの丘公園」や「道の駅・樹海ロード日高」で休憩しながら、最後の難関となった濃霧の日勝峠を越えて5時間ほど、やっと日暮れが近づいた「ボーンフリー牧場」に到着しました。
早速出迎えてくれたのが、この子牛たちです。
で、早速見学です。
前日の雨で下は凄いぬかるみで、用意していただいた靴の上から履く泥除け着用します。
みんな足元ばかりが目立って、なんとも…。(笑)
何故この牧場を見学したかというと、この牧場は牛とろばさんの会社の製品「牛とろフレーク」などの牛肉製品の供給元で、他の牧場とはちょっと違う育て方をしていると聞いていたからです。
そして予め聞いて知ってはいましたが、
それでも驚いたことに牛舎の傍へ寄ってもまったく臭くないのです。
実はここに牛とろばさんとこの「肉の秘密」があるのだとか…。
以下手抜きして、ルポ上手な窯元さんのブログから引用させてもらいます。(笑)
これは、牛に与える餌が大きく関係しており、牧草を主体にした牛の健康を第一に願ったものを与えているからこそ。詳しく言うと、たっぷりの牧草と牛の体に合った飼料に自然界から選び出した微生物を加えて育てることで、腸内細菌をコントロールし、アンモニアや硫化水素等の腸内腐敗ガスを発生させる細菌を抑えることで糞の臭いもしない。そして肉自体も臭みがない肉になるのです。
更に健康な食事で育てられた牛は、狭い牛舎だけで育てられることはなく、ある期間は放牧もされる。そして通常は2年(早い場合は1年半)ほどで一気に大きく成長させ出荷されるところ、この牧場ではなんと4年もの月日をかけてゆっくりゆっくりと大きくなるんだそうです。
その結果、「ボーンフリーファームの牛肉は全くスパイスを使わないで、素材そのものを味わっていただきたい」と強調できるのだと牛とろばさんは自負してます。
また「スパイスは肉の臭みを消すために用いるもので、スパイスを使うことは体の生理機能センサーをごまかして臭みを感知させないようにしているのではないでしょうか」とも言ってます。
こちらは牧場で搾りたてを戴いた牛乳です。
この牛乳もまた、牛肉同様、搾りたて特有の青臭さはなく脂肪分が口に残るようなこともなく、すごく喉越しの良いものでした。
こちらは誘導用の柵のようなものをトラクターで押して牛を移動させているところで、牛は自分で歩いて移動してます。
最後にいつまでも別れを惜しんでいる動物好きのbenちゃんです。(笑)
牧場にお別れして熊も出没するというところにある牧草地も見学させてもらいましたが、辺りはかなり暗くなっており写真はありません。
次に向かったのは此処、牛とろばさんの会社です。
この機械であの牛とろフレークが作られます。
牛とろフレークが出来るまでは⇒こちらをご参照ください。
今回は前日に仕事を終えた後、支笏湖まで出迎えに来ていただき、この日丸一日お付き合いしていただいた牛とろばさん、本当にありがとうございました。
07北海道レポ23へ続く
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